ターンアウトしているのに、『それ違う・・・』とか『うーん』とか・・言われても
しっくりこないですよね。
どうしたらターンアウトがしっくりくるのか・・・
それは内転筋という内腿の筋肉を意識してないから。
ただ単に股関節を回せばいいだけではないんです。
ターンアウトは骨盤の真下。どちらかと言うと股の下で脚を外旋させたいイメージです。
そうれには内転筋の筋肉の意識(使う意識)が必要という事です。
内転筋をどう意識していけばいいのかを見ていきましょう。
内転筋の筋肉
内転筋の付着部分
内転筋の付着部分で重要なポイントは坐骨です。
この坐骨の部分の意識が入るとターンアウトしやすくなります。
坐骨には大内転筋という大きい筋肉が付着しています。
この筋肉が大腿骨内側、膝辺りからその坐骨にめがけて縮もうとするから、脚が股に集まってきます。
そういう動作をします。
内転筋の動き
その股に集まって来る動作のことを『内転』と言います。
なので内転筋。
『股に脚を集める』と聞くとなんとなくターンアウトのイメージついてきませんか?
1番ポジション、5番ポジション。
股の隙間を閉じているのが望ましいですよね。
その閉じる筋肉です。
だからと言って脚同士をくっつけようとしてもバレエのターンアウトにはならないです。
ここで坐骨の意識が出てきます。
坐骨に大内転筋が付着しています。
実際にそういう風に動いているわけではないですが、
坐骨の後ろから前にかけて筋肉が動いているような気分。
坐骨の骨に沿って筋肉が移動していようなそんな気分で筋肉を使います。
(内転筋を後ろから前に回している気持ち)
これが内転筋の使うコツ。ターンアウトの1つのコツです。
骨盤の傾き
ここで厄介なのが骨盤の傾きです。
よくタックイン、タックアウトといいますが、
この骨盤の傾きがあると内転筋が上手く使えないです。
なぜなら、筋肉は骨から骨と付着しています。
筋肉の長さは体で決まっています。
その長さが長かったり(伸びたり)、短かったり(縮んでたり)すると力は十分に発揮出来ないです。
そうなると、内転筋の場合、坐骨が一番重要になってきます。
坐骨の位置が大腿骨に対して前側、後ろ側に移動されてしまっていると内転筋の筋肉の働きは弱まります。
内転筋が働きやすい位置に骨盤と大腿骨があるにが望ましいです。
その場所はちょっと説明するのがややこしいので、
目安になるのはレオタードの横の線です。
(ちなみに脚にも線が着いているジャージを履いてるともっとわかりやすいかもしれないです)
レオタードの横の線が真っ直ぐであるとだいだい骨盤も望ましい位置にあります。
そこを意識してから、ターンアウト・・・坐骨の後ろから前へと内転筋を回している気持ちになってください。
まとめ
いかがでしたか?
ターンアウトのコツは内転筋にありです。
内転筋の使い方も脚同士をくっつける意識ではなく、
坐骨の意識をすると内転筋が使えて股が閉じて来ます。
あとは、骨盤の傾きです。
骨盤の形自体が元々傾いているので、骨盤を床に対して平行にする必要はないですよ。
レオタードの横の線を意識してみてくださいね。