バレエで腹筋はつきものです。
けどなんかいまいち使えてない感があったり、逆にすごい力が入っている気がしたりとうまくいかないです。
そんなバレエではどう腹筋を使って行けばいいのかをみてみましょう。
腹筋の種類
まずは腹筋の種類です。
①外腹斜筋
一番表面の筋肉
②内腹斜筋
外腹斜筋の下にある筋肉
③腹直筋
真ん中の筋肉
④腹横筋
一番奥の筋肉
お腹に力を入れると③の腹直筋が良く働きます。
斜めなどお腹の片方に力を入れると①と②が良く働きます。
③の腹横筋は腹圧を高める。お腹の壁を崩さない働きです。
腸腰筋は腹筋ではない
ここが間違えやすいところです。
腸腰筋は股関節の屈曲筋で腹筋ではないです。
確かにターンアウトの時に少し外旋を手伝ったり、骨盤立てたりと意識はするのですが、腹筋ではないので上半身は支えられないです。
どちらかというと、腸腰筋は上半身と下半身の繋ぎ役です。
では腹筋はどこを意識するのか・・・。
腹横筋と腹直筋の境目
腸腰筋を無意識に使ってしまうところは股関節あたりなんです。ターンアウトで股関節を外旋するので股関節部分に力が入って、そこから下っ腹に意識が向いているように感じてしまう。
けれど、そこは腸腰筋なんです。
ちなみに・・・。そこを意識しすぎると脚が思うように動いてくれないです。なんか脚が重くて動きにくく感じているのは腸腰筋に力が入りすぎてるから。
腹筋かと思っているところが腸腰筋なので、意識しすぎて脚をロックしてしまっている状態です。
ではどこを使うのか。
腹横筋と腹直筋の間らへん。
腹直筋の裏に腹横筋があります。腹直筋が腹横筋に重なっているんですね。
その腹直筋の脇の辺りを腹筋だと思って意識したいです。
ただ、腹筋のど真ん中はあまり使わないイメージがあるかと思いますが、使っていなくはないです。ただ腹筋を縮めすぎて腰を丸めたくはないです。
腹直筋の脇を意識したい理由はその奥に腹横筋があるから。
腹直筋だけを意識するのではなく、腹横筋に意識を向ける感じです。
さらに腹横筋は恥骨に付着しているので、下っ腹の意識と言われるのはそのためです。
意識の向けどころがちょっとむずかしいところです。
まとめ
いかがでしたか?腹筋は分かっているけど、バレエの腹筋は下っ腹を意識しないといけないから…と思ってしまうと股関節付近に力が入ってしまうので・・・。
腹筋は恥骨の上からとだけ意識しておきましょう。力は入れすぎないですよ。
下っ腹とはいえ力を入れすぎてしまうと今度は骨盤の歪みに変わってしまうので、注意です。
ポイントは腹横筋と腹直筋の間です。