ターンアウト・レッスン後股関節あたり痛い

レッスン終わったあと、いつもではないけど股関節付近が痛いとか筋肉突っ張るとか・・・そういったことありますよね。

それはですね・・・

前腿の筋肉、四頭筋でターンアウトそしているからです。

詳しく見ていきましょう。

前腿で外旋しているとは

股関節を外旋する筋肉は体の後ろ側、お尻の下あたりにある股関節外旋筋です。

ここをね使っているつもりでも実際は前腿を使って股関節を回していることが多いです。
ただ、前腿は股関節を外旋する筋肉ではないので、よく言われる筋肉を回しているように感じて!って言われますよね。

それを皆さんやっているのですが、そうなると脚の前側から後ろ側に回してるように意識するので、前腿にフォーカスされ前腿にハリ感があることがターンアウト、つまり股関節外旋をしている気になってしまっているんです。

これがいつのまにか前腿で外旋(ターンアウト)している状態を作ってしまっているということです。

外旋筋を使ってターンアウトするには

前腿でターンアウトしているということは股関節の外旋筋はお休み中ということになります。

外旋筋がお休みということは脚の骨は外旋していなことになります。

そうなると骨はパラレル(正常位置)前腿は外側に回そうとする・・・。
四頭筋の筋肉は長いので筋肉自体がねじれてくるんですね。

そのねじれが四頭筋の付着部分である股関節付近まで引っ張られるので痛みや違和感につながってくるんです。(ただこれは筋肉のねじれが原因ですが、股関節の関節に問題がある場合はまた別のお話です)

では前腿ではなく股関節の外旋筋を使ってターンアウトをするにはどうしたらいいのか・・・

意識は背中側

姿勢のお話になってしまうのですが、正しい姿勢って人それぞれ感じ方違うと思うのですが、

バレエの中心軸は私の感覚では背中側と思ってます。

特に日本人は前かがみタイプだと思うので、前側(お腹側)で軸を取ろうとします。
前側で軸を取ってしまうと、脚は前腿中心になってしまうので、前腿からターンアウトをしようとします。

そうではなく、後ろ側(背中側)で軸を取ろうとすると、後ろ腿から内側を通って脚の外旋をします。
そうなると股関節の外旋はお尻の下ですから、必然的に股関節外旋筋を使うことになると思います。

外旋筋の助けはハムストリングスと内転筋

股関節外旋筋だけではターンアウトの維持は難しいんです。

なのでハムストリングスと内転筋の助けが必要。
この筋肉も後ろ側です。

内転筋は内側では・・・と思うのですが、ハムストリングスとほぼくっついいるんです。

よくお尻の下、脚と脚の間をくっつけるようにって言われますよね。
そこはハムストリングスと内転筋だと思ってます。

そこの筋肉が後ろから内側を通って前に脚が回ってるという認識に変わってくると股関節外旋筋が使えてくるとおもいます。

ただ、注意すべきことあります。
後ろ軸にしようと骨(骨盤や背骨)を後ろに移動させようとしてはダメです。

これは体の中の感覚です。感覚から筋肉の使い方を変えるということです。
お腹に軸を意識してると力入ってます。その力を入れるのと抜くのを感覚で筋肉に働きかけるということです。

ちょっと難しいですね・・・。

まとめ

いかがでしたか?

前腿ばかり使ってしまうのは姿勢(体の軸)も関わっているんですね。
難しいですが後ろ軸(背中)からの股関節の外旋を意識してみてください。

バレエはちょっと特殊な動きがあるので筋肉もその動きに慣れないと痛みが出やすくなったりします。

体の構造に沿って動けば痛いとか違和感はないと思ってます。
けれどなかなか体の構造通り動けないのが悩みですよねw
またそこが体として未知な領域です。

ただ痛みが激しい場合はすぐさま病院で診てもらうことおすすめします。

筋肉の張り、コリはお任せくださいませ。

最後までありがとうございます。

プロフィール
この記事を書いた人

バレエ整体 body care caroma
整体師 megumi
バレエ好きが高じてバレエに関わるお仕事が出来ないか模索した結果、
バレエが出来る体作り、体の整え、パフォーマンスアップのお手伝いができればと思い、バレエ整体を都内で開業。

バレエの体の使い方、体の仕組みなどブログやインスタなどで配信。

(整体、カイロプラクティック、アロマトリートメント、リフレクソロジー技術取得)

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