『自分はバレエに向いてない骨格だわ・・・』と落ち込む事あるとおもいます。
確かに骨格にその動作が向き不向きはあります。
ただ筋肉の動かし方などいくらでもやり方はあると思います。
骨格が向いていないと思う一つとしては、日本人と欧米人の違いですよね。
日本人と欧米人の何が違うからバレエの体に日本人が向いていないのか・・・
どうすればバレエ向きの体に近づけるのか・・・
一緒に探っていきましょう。
日本人と欧米人の体の違い
農耕民族・狩猟民族
日本人は農耕民族
欧米人は狩猟民族
これは昔の話です。
昔の暮らしを遡ると日本人は農作物が主な仕事。
欧米人は狩りをすることが主な仕事。
農作業は前に屈む事がおおいので、図で見てもらうと分かる通り・・・
- 背中は丸く
- 腹筋は縮む
- 前腿で踏ん張るので前腿が張る
- ふくらはぎで重心支える
欧米人は狩りをしに弓で獲物を狙ったり、走ったりするので、背中側の筋肉が発達します。
- 背中の筋肉使うから腹筋が伸びている
- 走ること多いから後ろ腿が発達する
- 全体的に体は伸びている
日本人の姿勢が悪いとかそういうのではないですよ。
昔の生活が今も変化しつつもまだ体に残っているということです。
ただバレエとなると・・・
バレエは西洋から始まっているので、日本人の農作業姿勢に合わせてないというだけです。
なんとなく・・・ここからすでに日本人はバレエ向きではないのでは・・・と思いガチですが・・・
体の感覚を変えていけば必ずしも日本人はバレエに向いていない体ですとは言い切れないです。
では体のどこを意識するかです。
体の軸の位置
またまたこの図をみていただきたのですが、
日本人の特徴的な姿勢が、背中丸くなる。前腿張るなので、
体の軸が欧米人より前にあります。
欧米人の特徴は背中が張る、後ろ腿が張るなので、
体の軸が日本人より後ろにあります。
体の軸を作るところの意識がちがいますよね。
これを私達日本人が欧米人の姿勢に近づけるには、立った時の真っ直ぐの位置の意識を変える必要があります。
体を変えるのでなく、意識です。(感覚です)
どこに意識を変えるのかというと・・・背中です。
背中を意識してみてください。
背中を真っ直ぐとか背中を軸の中心にするではなく
後ろがあると思うだけで大丈夫です。
例えば、結構な急な坂を降りる時、どこの筋肉使っているかというと・・・
背中の筋肉使ってます。
ちょうど坂を降りている時のような姿勢が似ています。
むしろ、下り坂でターンアウトをしてみると、体の背面、背中、後ろ腿を意識してターンアウトしているかと思いますよ。
それが、体の軸の違いです。
まとめ
骨格はバレエに向き不向きがあります。
ただ、骨と関節の関係性で全てが決まるわけではないと思います。
そこに筋肉があって筋肉の動かし方、使い方でまた変わってきます。
体の歪みというのは筋肉の使い方の癖で関節を引っ張って体に歪みを作るのですが、
バレエの筋肉をしっかりと使う事で骨に対する関節の位置がバレエ向きの体に変わってきたりする場合もあります。
なので、骨格を気にするより筋肉を正しく使っていこうとする意識の方が大事だと言うことですね。
注)記事の内容は私の個人的な意見も含まれます、必ずしもそれに当てはまるわけでは無いことご了承ください。