こんにちは、バレエ整体カロマです。
今回は太腿が伸びれない、膝が曲がって見える・・・というお悩みについてお話していこうかと思います。
上げている脚でも軸脚として立っている脚でも、一生懸命伸ばしているつもりが全然膝が伸びているように見えない。
どうしてなのか・・・
それは、普通に伸ばそうとしているから。
バレエはターンアウトがおもな筋肉の使い方ですよね。
そのターンアウトがないと膝が伸びているように見えないんです。
どういうことか見ていきましょう。
膝の可動域、真っ直ぐは0度
関節の動ける角度(範囲)は決まってます。
曲げる130度くらい
伸ばす0度
膝は曲げる方に可動が大きく、曲げた所から元の場所が0度になります。
0度からマイナスはないので、膝は伸ばしている状態は0度です。
ということはバレエの膝をもっと伸ばすというのばどうすればいいのか・・・。
膝の伸ばしはやっぱりターンアウト
関節は動ける範囲が決まっているので、もっと膝を伸ばしているように見せるためには筋肉しかないということです。
普通に膝を伸ばすだけだとバレエの伸び感は出て来ないです。
普通は膝の伸ばしは0度だから。
0度からもっと伸びているように見せるのが・・・
ターンアウトです。
ちょっとイメージしてみますよ。
糸が1本あります。
両端をつまんで縦でも横でも、そのまま引っ張ると多少伸びている気はします。
それをねじりながら引っ張っていくともっと伸びているように感じませんか?
筋肉も一緒です。
回しのばすと伸びていくんです。
ただ・・・ちょっと注意点
- 筋肉は大きいのであまり回っている(捻っている)感覚はあまりないです。
- 太ももを回そうと一生懸命になりすぎはダメです。
- ターンアウトの外脚は股関節外旋筋でしっかり回す。
この太ももを回そうとするのが難しい所です。
まわそうとしてはダメなんです。
先程の糸のお話。糸の端を持っての『端』とは股関節とつま先を持っているイメージです。
股関節の外旋を最大限回そうとすると、筋肉って元の位置に戻ろうと動いてくるので、その小さな戻ろうとする力とつま先のさらなる外回しをすることでねじり回す感がでるということです。
(ちょっと言葉の表現が難しいです。すみません)
まとめ
いかがでしたか?
太もも、膝は伸びれないのは、普通に伸ばしても角度が決まっているので伸びれない。
それをターンアウトがあるからもっと伸びているように見えるということです。
バレエはよく出来てますね。
靭帯などが柔らかい、関節の可動範囲が大きい方は気をつけて下さね。
先程書いた、膝の伸ばしの0度。
マイナスにはならないですが、過伸展と言って0度よりマイナスまで伸びてしまう事があります。
そうならない為にもターンアウトの使い方なんです。
普通に膝を伸ばす伸ばし方をグイグイやらないようにです。
頑張っていきましょう!