ターンアウト、脚もっと回したいけど回らない。
そもそも股関節が固いから回らない。
柔軟性ないから回らない。
と思ってしまいがち。
けど、それは思い込みかもしれない。
股関節の外旋筋は知ってるけど
ターンアウトは股関節を外旋するということは知ってるしイメージも沸いてる。
けど実際やってみるとなんか回らない。
それは・・・
股関節外旋筋の場所がピンと来ていないから。
股関節外旋筋という名前は知ってるけど、どこにあるのか・・・
お尻の下を意識って言われてるからそのあたりにあると思っているけど、実際どこなのか。
そう言われるとどこにあるのか曖昧。
だから前腿で回しがち
そうなると前腿の筋肉(四頭筋)でもっと回るように股関節を開こうとする。
この開こうとするのも股関節回らない原因かもしれないです。
余談ですけど、前腿の真ん中を使うのはよくないって言われてます。
内側、外側を使うのが良いと言われてますが・・・
内側、外側と思っている筋肉は四頭筋です。
使えてると思っている内側と外側で一生懸命回そうとしているのに回らないと思っているのは四頭筋を使っているから。だから、結局前腿を使っている事になる…。
ハムストを意識してみる
そもそも太腿の外側の筋肉って・・・?
太腿の外側にあたる筋肉ってないんですよね。
四頭筋の一部外側広筋が外側にはみ出しているだけなんです。
そしてハムストリンングの大腿二頭筋とお隣になります。
ということは外側を意識する。
けど前側使わない…。
前腿を使わないというのは前腿の四頭筋を使ってはダメということではなく、四頭筋の仲間のど真ん中の筋肉、大腿直筋、中間広筋だけで動かしたくないということなので・・・
外側を意識するのに外側広筋を使っていいのですが…、
外側広筋を使うと股関節外旋ってしにくいんです。(股関節外旋筋が働きにくくなります)
四頭筋の主な働きは股関節の屈曲です。
外側広筋の働きも股関節の屈曲がメインになるので、外側広筋を意識し過ぎると股関節の屈曲方向に脚は動いてきてしまう。
これでは股関節の外旋…ターンアウトではなくなってしまいます。
脚の外側を使うというのは、外側広筋の隣にあるハムストの一部大腿二頭筋を使う(意識)ということです。
大腿二頭筋意識でターンアウト
ハムストリングの筋肉の付着部分って坐骨なんです。
股関節外旋筋の一部は坐骨に付着してるんです。
ハムストリングが直接股関節の外旋にはならないですが、ハムストの付着部分である坐骨を意識することによって股関節外旋筋が意識しやすい。
意識しやすいからターンアウトがしやすい。
無理に回す感じがないと思います。
大腿二頭筋でもう一ついいことがあります。
二頭筋の付着部分、坐骨と腓骨頭の外側面に付着しているのですが・・・
(上の図参照)
二頭筋を意識して股関節外旋筋を使い、ターンアウトをしていきます。
その時、膝も一緒に外旋したいです。
膝だけ置いていくと痛みのもとになります。この二頭筋の腓骨頭に付着している部分は膝から下の外側の骨です。
二頭筋を意識するということは少し筋肉に張りを与えることになるので、二頭筋から膝の下あたりまで張りがでる。
そうなると、ターンアウトした時に膝も一緒に外旋方向に回ってくれるということです。
ちなみに、膝が曲がって見えるな〜というのもこの二頭筋の張り感が足りてない可能性大きいです。
ハムスト意識しても回らない
二頭筋意識してもターンアウト回ってる気がしない。
あまり変わらない・・・。
それは骨盤の位置があやふや。
骨盤の傾きがタックイン、タックアウトがあるとハムストリングスの力が発揮できないです。
骨盤は常に真ん中。ピラティスでいうとニュートラル。
そこに骨盤があるのがいいです。
筋肉が動きやすい骨盤の位置というのがあるんです。
最後
ターンアウト股関節固いから回らない・・・
のではなく、意識の違いにあると思います。
股関節そのものを意識しようとしても回らない。股関節の外旋筋がどこにあるのか、外旋筋を意識するには他の筋肉の助けも必要(ハムストリングス)。
ちょっとの意識違いで変化でてきます。
最初は分からなくてもやっていくうちにわかってきます。
継続は力なりです。