バレエ ターンアウト 整体すると出来るようになるのか

私はバレエ整体という施療をしています。
バレエを楽しく面白く、もっと踊りたい、もっと上手くなりたいを手助けしています。

整体をするとどうバレエが上達するのか、まして整体すればターンアウトができるのか・・・

これは体の凝りがターンアウトの出来ない理由を作っている場合もあります。
なので整体で筋肉を整えればターンアウトがやりやすく感じる事はあります。
(出来るようになるとも言えるかもしれないですね。)

ターンアウトは股関節が回ればいいわけではないです。
体全体を通してターンアウトを作っています。

どこに凝りがあるとやりにくいのか・・・
確認していきましょう。

最後に少しセルフケアもご紹介しますね。

筋肉の凝り

筋肉の凝りってどんなイメージですか?
固い?動かない?痛い?

実際に私は凝っている状態の筋肉は見たことないです(解剖学的に)。
なので筋肉の中がどうなっているのかはわかりませんが・・・。

私のイメージは筋肉の繊維がきれいな列でなく、ぐちゃぐちゃの状態。それが固まっているのが凝りと思ってます。

例えば、ターンアウトに欠かせない、股関節外旋筋が図のように絡まっていたら、上手く伸び縮みが出来ないので股関節が上手く回らないです。

まずはこのぐちゃぐちゃ(凝り)になってしまったのを真っ直ぐに整える必要があります。
真っ直ぐに整える事によって本来の筋肉の力が発揮できます。

どこの筋肉をほぐすといいのか

では、どこの筋肉が凝っていてどこをほぐすのが効果的なのか分からないです。
ここからはターンアウトにはどこの筋肉をほぐすと良いのかをご紹介していきます。

股関節外旋筋(6個)

股関節を外旋する筋肉です。
これを使ってターンアウトをします。
場所的にはお尻の真ん中より下。
お尻の下と思ってもいいと思います。

これが凝っていては・・・ターンアウトはできないですね・・・。

四頭筋

前腿の筋肉です。
4つの筋肉がまとまって四頭筋なのですが、ターンアウトをすると四頭筋はストレッチされる方向に伸びます(詳しくは今後説明していきますね。)
この伸び感がないとターンアウトはやりにくくなります。

ハムストリングス

後ろ腿の筋肉です。
後ろも4つの筋肉が集まってハムストリングスと言います。
後ろは前腿と逆で縮む方向に使っていきます。凝りの状態は伸びも縮みも上手く動かないので、凝っているとターンアウトやりにくいですね。

内転筋

内腿の筋肉です。
よく内腿使えてないから凝ってないと思いがちですが・・・凝ってるから使えないとも言えます。

腸腰筋

股関節を屈曲する筋肉なんですが、ターンアウトも少し関与してます。
前腿と同様に伸ばして使っていく筋肉です。
深層筋でほぐすのは大変ですが、整えるとグッとやりやすくなります。

殿筋

お尻周りの筋肉です。
ターンアウトにすこーし関与してますが・・・お尻で脚を外旋する意識はあまりしてほしくないですね。お尻の筋肉を使って外旋している気になりやすいので。
ほぐすとターンアウトやりやすく感じますが・・・回すのは股関節です。

これを全部ほぐしたらターンアウトが出来る!とは言い切れないですが、やりやすくはなります。
ご自身で一番どの筋肉が凝っているか確かめてみるのもいいですね。

ターンアウトを邪魔する以外な部分

上記の筋肉は主にターンアウトに関係ある筋肉ですが、
ターンアウトは体全身運動です。

なので意外な部分が凝るとターンアウトやりにくいといのもご紹介

足の指

どの足の指が凝るというよりかは、歪みが出るとターンアウトやりにくいです。
特に捻挫してしまったなどの怪我は歪みが残りやすいので、痛みが無いと気にしないのですが、なんとなくターンアウトやりにくいと感じる場合があります。

腰、背中

これは、意外な部分ではないかもしれないですが・・・

脚周りだけでなく、腰、背中の凝りもターンアウトに影響あります。
ちょっと上にも書いたのですが、ターンアウトは全身運動です。

腰、背中の凝りから骨盤に繋がり、骨盤から股関節に繋がっているので、
腰、背中の凝りもターンアウトのしずらさを作ってしまいます。

セルフほぐし

今挙げた筋肉から数個セルフほぐし(ほぐすポイント)をご紹介していきたいと思います。
図がボールを使っての図になるのですが・・・
道具はトリガーボール(テニスボール)、ストレッチポール、ローラーどれでも大丈夫です。
ボールをほぐすポイントに当てたら揺さぶる、小刻みに動かす・・・などやりやすい動かし方でやってみてください。

股関節外旋筋は大腿骨の大転子という腰の下辺りの横に骨の出っ張りがあります。
そこに股関節外旋筋が付着しているので、真横というよりかは少しお尻側に当てます。

殿筋の中でも中殿筋と小殿筋の付着部分にボールを当てます。
ちょうど腰骨の横辺りです。

前腿のど真ん中は大腿直筋という筋肉があるので、その筋肉の隙間にボールを当てたいです。
ちょうど前腿の盛り上がっているところの脇に当てる感じです。

ハムストリングスにブロックを置いているのは、ボールが小さすぎると筋肉に圧が入らないので、ブロック置いてやる方がおすすめです。
これは後ろ側真ん中を狙ってボール当てていきます。

内転筋は坐骨付近(股の付け根)に当てていきます。
内腿は結構筋肉がデリケートなのであまり強く当てすぎないように。

まとめ

いかがでしたか?

整体するとターンアウトは出来るようになる感じがする!

と曖昧ですが・・・

皆さんそう言って帰られます。(施療後その場でレッスンは出来ないですからね・・・)
出来そうと感じていただけるだけでも施療の効果はあると思います。

今回は『凝り』について書きましたが、凝り以外でも体の歪み、痛み、怪我など体を整えることによってターンアウトを始め、バレエが踊れる体にしていく効果は整体にもあると思います。

また『凝り』以外のパターンも今後書いていきたいと思います。

プロフィール
この記事を書いた人

バレエ整体 body care caroma
整体師 megumi
バレエ好きが高じてバレエに関わるお仕事が出来ないか模索した結果、
バレエが出来る体作り、体の整え、パフォーマンスアップのお手伝いができればと思い、バレエ整体を都内で開業。

バレエの体の使い方、体の仕組みなどブログやインスタなどで配信。

(整体、カイロプラクティック、アロマトリートメント、リフレクソロジー技術取得)

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